「舞踊の特徴」の回にも書きましたが、志賀山流の第一の特徴は、ナンバ歩きですが、他にも小さな違いが見受けられます。
まずは扇子の扱いですが、その開き方には地紙を持って開く、押して開く、観音開きするなど様々ですが、志賀山流では特別な振りがない限り、扇の骨を持ち、胸の前あたりで水平に構え、右手を固定させて左手を引く、という開き方です。
この型は現在でもお能の扇の扱いと同じです。
遠く四百年近く前に能の喜多流囃子方より発生した志賀山流の独自の型と言えましょう。
また、演目の中には扇を中途で閉じて使う振りがありますが、志賀山流では骨を三本残し(写真①)舞いますが、骨を二本残すお流儀もあるようです。(写真②)


文責 宗家代理 志賀山 律